エグロ PH-6L 開きやとい

2019年6月27日(木)
以前から探していたうちのベンチレース(卓上旋盤)に取り付けられる「開きやとい」が見つかりました。
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通常の部品のチャッキングは部品の外形をコレットチャックで挟んで固定するのですが、今やっている◯◯電機さんから依頼の加工で一点は私の旋盤の師匠が、この部品は穴を中から外に開いて固定しないとダメだよ、と教えてくれました。
ネットで検索すると内側から外側に向かってチャッキングするチャックを「開きやとい」という事がわかりました。
何しろ昭和45年製造の機械なのでネットでググっても情報がほとんど無くて困りました。
なので思い切ってメーカーのホームページにある技術相談のページにあるアドレスにメールしました。
でも、まさか50年前に作った機械のサポートをまだやってるなんて事はないよなあと。
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そしたら翌日返信が来て、開きやといの事が画像付きで丁寧に説明されていました。
そして何回かメールでやり取りしてわかった事は、
・50年前の機械をまだちゃんとサポートしてくれている。
・消耗品は全てそろっている。
・個人でも直接取引してくれる(部品が通販で直接買える)。
マジで驚きました!
私がベンチレースを購入する時に師匠が「色々なメーカーからベンチレースが出ているけど、エグロ じゃなきゃダメだ!」と言った意味がわかりました。
50年前の機械をサポートしてくれてるなんてすごい会社です。
そして50年経っても現役で稼働する機械を作ったというのもすごいです。

ただ、開きやといを使うためには開きやとい専用のユニットを購入しないと使えない事もわかりました。
これが7万円以上するのでちょっと躊躇しました。
それと通常のコレットから開きやといに変える時に引きの部分を分解して交換する必要があります。
これも時間がかかりそうで問題です。

思い切ってC型開きやといとM8栓だけ購入してコレットストッパーで引けるように改造したい旨をメールしてみました。
そうすると過去に実績が無いという回答。でも、他機種ではそのような事をやっている例もある、という事でした。
早速見積もりをいただいて購入しました。
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そしてトライ
M8の全ネジを全長135mmにカットして先端20mm以外をコレットストッパーの軸と同じφ6に加工。
しかし、組み込んで実際に引いてみるとストッパーが滑って引けませんでした。
なのでφ6の先端10mmほどダイスでネジを切りツバ付きのM6ナットで固定しました。
今度はOKでした。
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そしてφ52のブランクをチャッキングする部品の内径φ31.8に加工して実際にチャッキングしてみました。
するとバッチリOKです!
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これで次回の加工は時間短縮間違いなしです😙



SPECIAL THANKS:(株)エグロ 営業部 K様

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