過去日記
近所の漁師さんから草刈機の修理を頼まれました。
かなり古いもので20年かそれ以上経っていると思われます。(写真を消してしまったのでありません)
キャブレターをオーバーホールしてエンジンを掛けて見ましたが掛かりません。
どうも圧縮が無いようです。
コンプレッションゲージで計ると2.5キロ位しか無い。
ひょっとして、と思いヘッドとシリンダーを外してみると、焼き付いてました。
エアクリーナーエレメントが無くなっていたので、どうも砂利を吸い込んだようです。
ピストンと燃焼室の天井の間に石が挟まってピストンのトップが凹みリングがリング溝に噛み込んだためほとんど圧縮がなくなったようです。
なんとかリングを外してリング溝を再生してやれば、ひょっとしてエンジン掛かるかも、と思いそーーーっとリングを外したのですが、、、折れました😭
何とかお金を掛けずに修理したかったのですが残念。
ネットでピストンリングを探しましたが見つかりません。
メーカーに問い合わせると、個人との取り引きはできないと。
代理店経由で問い合わせて欲しいと言われ、下田の代理店を教えてもらいました。
つぎの週末、代理店に行きました。
農機具担当の方はとても親切な人でパソコンでメーカー在庫を調べてくれました。
でも、結局型が古過ぎて在庫はありませんでした。
1本リングのタイプはもう30年も前のもののようです。
担当の方が最後に、
リングだけ変えても直りませんよ、ピストンとシリンダーも交換が必要です。
そうすると2万円掛かりますから、普通新品買いますよね。
新品が3万円位で買えますから(笑
全く正論です、恐れ入りました😢
それにしても黄色い頭の、変なオヤジに無駄な時間を割いてもらって感謝です。
普通はこれで話は終わるんですが、私は終われません。
私はプロの修理屋ではありません。素人です。
素人には素人のプライドがあります。
過去にバイクのエンジン修理で焼き付きの修理でピストンリングのみ交換、ピストンのスカートとシリンダーの内壁のキズは#400のサンドペーパーでラジアル方向に削ってやればOK!という案件を少なくとも5回はやっています。
プロの修理屋さんは100%の性能回復が必須ですが、素人の私は90〜95%の性能回復ができれば修理は完了なんです。
大体、その修理であと10年使えちゃったりします。
という事で次の手を考えました。
以前Nexus7のフロントガラスデジタイザーが割れたのを修理した時に、日本の国内の通販サイトに交換用パーツが無く、アメリカのAmazon本家で買ったのを思い出しました。
という事で、見つけました!
アメリカのユタ州のReplacement Parts.comというサイトにピストンリングの在庫がありました。
海外発送も対応してます。
早速注文しました。
しかし、リングがUS$5.33で送料が$15.1って送料が本体の3倍近い。
日本円換算、本体¥502、送料¥1,706となります。
でも、ここまで来たら意地でも直す。
余談ですが、今回の件でわかった事は、日本の代理店は補修用パーツの在庫は持たずに修理品が持ち込まれてからメーカーに注文して送ってもらうようです。
メーカーは法律で義務付けられた補修用パーツの供給期間を過ぎればパーツの生産は終了して、残った在庫がなくなれば終わり。
これに対してアメリカでは都度日本から発送はあり得ないので、ある程度まとめて買いストックしてあると思われ、やっぱ国がでかいですから余っちゃってもいいかな位に考えてるんじゃないでしょうか。
3週間後にピストンリングが届きました。
これを組み込んで無事修理は完了しました。(画像も動画も消してしまったので残ってません、スミマセン)
この記事へのコメント
鈴木 和子
壊れてしまったようで
刃が安定しません。
何とか見て頂けたらと思いました。
私も須崎に住んでます。
清次郎屋
了解しました。
うちに持って来ていただければ見てみます。
>鈴木 和子さん
>
>草刈り機の角度を変えるスイッチが
>壊れてしまったようで
>刃が安定しません。
>何とか見て頂けたらと思いました。
>私も須崎に住んでます。
>